Jpeg撮って出し派の最強ツール、X RAW STUDIO登場!

いやぁ待ってました。去年にMac版は公開されていたのですが先月の28日に待ちに待ったWindows版が公開されましたX RAW STUDIO。

最初にX RAW STUDIOを聞いた時、理解をするのにしばらく時間が必要でした。

PCとカメラを直結して、カメラの画像処理エンジンを使ってPCでRAW現像をする。。。。。。。。ん、、おおおおおおおおお!!

これはすごいですね、というかよく考えました。多分開発のMさんでしょうが本当に毎度毎度素晴らしい発想をされる方です。

これはXを持っている方は皆さんご存知でしょうがRAW FILE CONVERTERだろうがAdobe Lightroomであろうがフィルムシミュレーションは同じものではありません。じゃあカメラ内現像をすればいいのですが設定を変えてもモニターには反映されず現像をしてみないと結果が分かりません。またモニターでしかわからないので細かいニュアンスまでは瞬時にはわからないのです。諸々ありましてXでRAW現像をしたい方は片手落ちながらもご自分なりに極めていくしかなかったわけです。

さてそこで登場したX RAW STUDIO、これは本当に画期的なRAW現像ソフトです。

まずそもそもなぜRAW現像が必要なんでしょうか?ましてやミラーレスであるXに於いてです。ミラーレスは適正の範囲内であればファインダー内もモニターも結果と同じになります。つまり結果を見ながらシャッターを切れるわけです。シャッターを切った後に処理されるダイナミックレンジなどは反映されないのですが、撮ったその場でファインダー内に出せばすぐに確認も取れます。なのになにゆえRAW現像が必要なのか?

1 撮りたいイメージがカメラ内の調整の幅よりも広くしなければならない場合。

2 その撮影が一回だけの場合→プロの現場はほぼこれ。

3 どうなるかわからないので保険として。

4 最初から後処理を前提としている場合

まあほぼこんなところではないでしょうか?たまにRAW現像したJPEGとしないJPEGとではしたJPEGの方が綺麗だからという方がいますが、これは全くナンセンスです。同じです。

1と4に関してはX RAW STUDIOを使う必要はないのではないでしょうか?X RAW STUDIOが出来る事はカメラ内で設定できることですから、カメラの設定の幅よりももっと後処理をしたいのが前提であれば最初からAdobe Lightroomなどをお使いになればよろしいと思います。ですので実はX RAW STUDIOというのは後処理がメインの方には向かないのではないでしょうか?

では2と3の方、要するに保険でRAWも撮っている方、いわゆるRAW+JPEGで撮っている方ですね。出来るなら後処理したくないけどまさかがあるので‥という撮り方をされる方ですね。でも実際にRAW+JPEGで撮っていてほぼ後処理をする方ってどれくらいいるんでしょう。もちろんプロは仕事として失敗できませんから当然そうすべきですが写真を楽しみたい方々はいかがでしょう。どうしても直したいのって全体のショット数から見るとかなり少ないのではないでしょうか。またそもそも撮影の設定が上手くいっていたらさらにその枚数も減りますよね。なんだったら後処理せずに満足する枚数がある程度あればわざわざ面倒な後処理をする必要もないのではないでしょうか。というか後処理ってそんなに楽しいですか?

私にとって写真を楽しむ過程に「後処理」というのは入っていません。だからこそ一発で仕留められるXが好きでもあります。Xの発売当初のキャッチコピーは「撮る楽しみ」でした。撮った事に対して後で嘘をつきたくないという気持ちもあります。ということは撮影時の設定をどれだけイメージと同じにするかが後処理をなくすこと、つまりはJPEG撮って出しのスタイルということでもあります。

実はX RAW STUDIOの素晴らしさはそこにあると思います。いうなればJPEG撮って出しのための最高のシミュレーションツールではなかろうかということです。

1 よく撮るジャンルを考えた設定でRAWで撮影する。

2 X RAW STUDIOで一度真っ新に変更してから何度も変更しながら納得するまで追い込んでみる。

3 その設定をカスタム登録をして、またよく撮るジャンルを撮影する。

これを繰り返せば素晴らしいカスタムがいくつもたまっていくのではなかろうか。JPEG撮って出しのカスタムづくりのレベルが飛躍的に増すはず。つまりX RAW STUDIOというのは後処理ありきの使い方ではなくJPEG撮って出しのための最高のシミュレーションツールとして使い倒すべきソフトです。またプロファイルを保存すればどうしてもRAW現像が必須な星景写真などのインターバル撮影などのデータ作りもあっという間に出来ます。

 

 

最後にX RAW STUDIOを使って諸々やってみました。場所は北海道の積丹半島、神威岬のカムイ灯台です。撮影時はものすごい強風で両足踏ん張りながら中腰で撮ってました。あまりに強風で酸素が少なく、ふんふん言いながら涙流しながらの撮影です。写真は風が写らないのでのんびり見えますがね。

・まずX RAW STUDIOですべての設定を+-0にしたうえ、フィルムシミュレーションをプロビアにしました。これが一番ノーマルということで。

・フィルムシミュレーションをベルビアにしました。緑を見れば一発で分かりますね。ベルビアは一番彩度があります。コントラストも強いです。諧調も高いのでガリっとした感じです。

・フィルムシミュレーションをプロネガStdにしました。彩度は二番目に低く、コントラストは低いです。ですので崖肌の影の部分がしっかり見えます。諧調は低く右上の灯台辺りが緩くなっています。

・この時はRAW+JPEGで撮影したのですが、JPEGで撮ったのがこの設定です。私はこう撮りたかったということです。コントラストを高く、アンバーな世界にしてみました。

・X RAW STUDIOで違うアプローチで詰めてみました。プロネガStdをベースにシャドーを持ち上げつつシャープにしてみました。これもいいですね、私の中にはなかった新しい発見です。

カメラ内で出来る事を大きい画面で徹底的に確認ができるのがX RAW STUDIOの素晴らしいところです。これを活用し、カスタム化し、現場に持ち込み、JPEGで一発で仕留める。それは撮影のレベルをさらに高めることに直結します。これを使わない手はないのではないでしょうか。ぜひ使ってみてください。

追記
RAW現像をする場合、ダイナミックレンジだけは撮影時400%にしておかないと、100%200%を選択できません。100%で撮ると200%にも400%にもできません。お気をつけあそばせ~

今後のX Photo Laboratoryのスケジュール

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